【実力主義の時代はもう終わり？】「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」を読んでみた。

今回は「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まる」を読みましたので書かせて頂きます。

M氏が久しぶりに何回も読み直したくらいオススメの本です。

この本の特徴としては、「実力主義」の欺瞞を暴きます。

職場で自分より実力のない人が、何故評価されるのか？

と思う方も多いことでしょう。

それはその人が「錯覚資産」を上手に使っているからかもしれません。

「実力がある」からよいポジションが手に入るのではなく、

「実力があると周囲が錯覚する」ので、よいポジションを手に入ることが大部分を占めています。

イメージすると、

成果→錯覚資産→環境→実力→成果→錯覚資産→…

つまり、「錯覚資産によって良い環境が手に入り、良い環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果がを利用して更に錯覚資産を手に入れる」

というループが回ることで、錯覚資産と実力が雪だるま式に増えていく構造になっております。

錯覚資産がキーになっておりますね。

そもそも錯覚資産を何なのか？

この本では「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能することを、錯覚資産と呼んでいます。

M氏で例えてみますと、

職場で変人、スピリチュアルと良く揶揄されていますし、休憩時間に本を読んでいますので読書好きとも思われています。

何故変人と言われているのか理由はわかりませんが。

でもひとつ言えることは、本を読んでいる姿を見られてから仕事に対する評価も変わりました。

それは何故かといいますと「ハロー効果」が大きくかかわってくるからです。

ハロー効果とは、何か一点が優れていると後光がさし、何もかもが優れて見えてしまうような錯覚です。

• 東大卒だから仕事ができる。

• イケメン・高身長だから何をしても万能。

など、これはハロー効果で誰もが無意識に思う錯覚です。

全てが優れていないと分かっているのに、脳が無意識に書き換える。

恐ろしいですよね。

これを武器にするかしないかで、人生はイージーモードの神ゲーになるか、ハードモードの糞ゲーになるかだと作者は言います。

ただし、これは社会人には適用しても学生には通用しません。

なぜなら、学生と社会人はゲームのルールが根本的に違うからです。

受験勉強はハロー効果のおかげでテストの点数は上がらなので、思考の錯覚が入り込む余地はありません。

しかし、社会人の仕事の多くは、受験勉強よりも不確実性が大きく、運に左右される変動が多く、錯覚資産の多寡で結果は大きく左右されるからだと述べています。

錯覚資産を増やすにはどうしたらいいのか気になりますよね？

それは何事にもサイコロを振り続けることです。

何回もサイコロを振り続けチャレンジしたら、小さなハロー効果を手に入ります。

それはわらしべ長者の戦略で、小さなハロー効果をテコにしてもう少し大きなハロー効果を手に入れる。

それを重ねることによって大きなハロー効果が手に入り、環境・実力・成果が身につくわけです。

友人に作家がいてまして、まさにそれが当てはまります。

詳しはこちらに書いていますので宜しければ見て下さい。

mshinkyuu.hatenablog.com

逆にマイナスのハロー効果も出る場合があります。

例えるなら、安○総理大臣が典型的です。

世論でいうマスク計画で非難を浴びて、続いて動画の件も炎上。

１０万円支給しても、「もっと早くしろ」との非難の嵐。

何をしてもダメに思われてしまいます。

それは一種のマイナスのハロー効果が働いているからです。

仕事で「自分はなにをしてもダメだ」と思う方もいるかと思います。

それはマイナスのハロー効果で汚染されている可能性があります。

なので選択肢としては、汚染を取り除いて「環境と役割を変える」ことを検討すべきだ。

と作者は述べています。

錯覚資産で良い意味でも悪い意味でも、大きく立場が変わりますので上手に武器にして下さいね。

いかがだったでしょうか？

他にもハロー効果と色々と組み合わせることで、錯覚資産を増やせます。

それ以外にも目から鱗の考え方も書いてありますので、まだ見たことない方はこちらに載せさせて頂きますね。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている【電子書籍】[ ふろむだ ]

変人と思われることは、マイナスのハロー効果が働くのかなと思ったM氏でした。

いつか実体験を踏まえた、変人ハロー効果をお伝えできたらと思います。

それではまた。